生活保護とデフレ


月曜日に「つながる総合相談」の相談員として参加してきました。

この相談会は、弁護士、司法書士の相談員と、ホームレス支援団体の方々やボランティアで運営されていて、法テラスが共催しているもので、毎月1回行っています。

生活保護の申請や、法律問題、いのち、すまいの問題など、なんでも相談できる場所ということで、ここのところ毎回150人近くの相談者がこられているそうです。

私もここのところ、都合が合わずに参加できなかったので(すみません…)、久しぶりに長時間居ました。

生活保護を申請したいという方や、売掛金を回収したい、戸籍のことなどで相談を受けました。

そのなかでも生活保護は、実際に申請の支援をするんですが、ご本人が申請に行く前に私から福祉事務所に電話をしてお願いをしておいたんですが、翌日ご本人から「なんだか施設に入れられてしまいそう」と電話がありました。

 

まあ、その施設はひどいところのようで、路上生活者の間でもよく知られているのですが…

 

その誘導のしかたがひどいんですよね。施設はとてもいいところとか言って、本人が施設はいやだと言っているのに、拒否するなら生活保護申請を受け付けないとまで言われてしまって、それで電話がきたんです。

 

まあ、そんなのは昔からあるんですが、いまだに同じような対応をするのかと、ちょっと腹立たしいですね。

 

その時は、結果希望通りに施設に行かずにすんでよかったです。

それもこれも通称ノイエ本のおかげ↓

路上からできる生活保護申請ガイド―生活保護申請書付 路上からできる生活保護申請ガイド―生活保護申請書付
価格:¥ 1,000(税込)
発売日:2010-02

相談会ではこの本を生活保護申請希望者にお配りしていましたので、今回担当した方も生活保護申請の際の自分の権利を理解されましたので、自分の希望を通せたわけです。いやー、すばらしい。やはりはだかで行って、もっともらしいことを言われると、どうしても納得してしまいますからね。しかも通常生活保護を申請する人は引け目を感じてしまっていますので、福祉事務所のいいなりになってしまいます。

 

そういう方への強い味方ですね、この本は。非常に読みやすくてイラストもかわいい本です。

 

それと、最近読んだ本

デフレと円高の何が「悪」か (光文社新書)

デフレと円高の何が「悪」か (光文社新書)
価格:¥ 777(税込)
発売日:2010-01-16

わたしは経済学は素人ですが、この本は読みやすく、よく理解できました。

世の中の報道や論説も、疑ってかからないとイケナイということを改めて認識しました。また、不況の原因と今後の打開策について述べられており、なんだか希望のもてる本ですね。経済学にもちょっと興味がわいてきました。

 

ちょうど生活保護の件があったので、景気と結びつけて考えてみましたけど、たとえば路上生活者は空き缶拾いで月1万円の収入とか、全く収入のない人もいるわけで、そういう人たちは世の中のお金の循環という観点からは、ほとんど存在していないのと一緒ですよね。

 

生活保護を受けたら、保護費はほぼ100%世の中に回るお金になるんですから(家賃の支払いや、食費など)、お金が世間に流れますよね。子供手当てよりも効果があるんじゃないかしらん。

 

保護受給者が、住所を安定させて、再び仕事を見つけて生活保護を脱出し、その市区町村の市民となって納税する側にまわれば、市区町村にとってもいいですよね。

 

生活保護それだけで景気が回復するとは思えませんけど、生活保護費を支給することは、実は隠れたメリットがあるのではないかと、この本を読んでちらっと思ったわけです。

 

生活保護の申請を支援する側としては、本当に保護を必要とするひとの門前払いはやめてほしいと思いますね。当然、不正受給は許されませんから、そのチェックは必要ですが。

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