「,」と「、」


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小学校のころ、文章を書くときは「、」と「。」を使いましょうと習いました。たしか。随分昔の話ですが…

その後、成人した私は法律事務所に勤めることになり、裁判所の書類やさまざまな公文書、弁護士の作る書類や手紙をたくさん目にすることになりました。そのころは司法書士の勉強を始めたころだったので、「これが公正証書か〜」「これが権利証か〜」などと、初めて目にする書類にワクワクしたものです。

さて、当時書類を作成するという仕事をしたりもしていましたが、裁判所の書類、例えば判決書などは、「,」と「。」が使われているのに気が付きました。どうも裁判所の書類は全部そのようでした。

私が勤めていた先生は、その辺りは特に気にしていないようでしたが、他の事務所の弁護士さんや、新しく入った新人の弁護士さんなども、「,」と「。」を使っていました。

私は、「,」を使うのがどうもなれませんでした。というのも昔から「、」一筋ですし、「,」(カンマ)というのは英語圏の文字という思い込みがあったからです。そして、私は中学の時以降、英語が大の苦手だったからです。

そうは言っても、毎日裁判所の書類等で「,」に触れていますと、なんだか「,」を使っている方がかっこいい気がしましたし、なんとなく「仕事が出来る人」のような気がしましたので、Wordの設定を変更して「,」を使うように努力したことが、一時期ありました。

しかし、裁判所に出す書類はそれで良くても、依頼人にだす手紙などには、どうしても違和感を感じました。
Facebookなどのネットサービスを使う時も然りです。

結局違和感に耐えられず設定を「、」に戻して、現在に至ります。
やはり、長年慣れ親しんだ「、」。文章にやわらかみがあり、流れるように読めます。(と私は思います)

そんなことをやっていたため、ひとつの文章に「、」と「,」が混在するというひどい書類が出来上がったりしました。

もちろん、昔も今も読点が「、」だからといって裁判所や誰か他人に指摘された、ということはないのですが。要するに一人相撲でしたね。

さて、なぜ裁判所の文書で「,」が使われるのか、少し調べてみたら、「公用文書作成の要領」という通達が起源のようなものみたいです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/公用文作成の要領

(wikipediaより)

句読点についても触れられてますが面白いですね。

こんなのも見つけました。

http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/bunkasingi/kentou_03/pdf/shiryo_2.pdf

9ページにアンケートが載っていますね。これによれば、実は「,」と「。」を使うのは少数派みたいです。

とりかご

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